2012-10-22
大阪大学中之島センターにて、Scenargie Workshop 2012, Osakaを開催致しました。
今回のWorkshopは、STEからScenargie 1.6のご紹介や今後の開発についてご説明するだけでなく、ユーザの方々から製品についてのコメントやフィードバックを頂き、 さらには参加者間でのScenargieに関する知識や交流を深め、情報収集・交換を行う場として開催致しました。約50名のScenargieユーザおよび関係者の方々にご参加頂き、大盛況のうちに終了することができました。
シミュレーション利用事例紹介では、5名のScenargieユーザの方々から興味深い発表をして頂き、その後活発な質疑応答が展開されました。 また、パネルディスカッションでは、「Scenargieユーザがシミュレータに求めるもの」というテーマの下、5名のパネリストの方々にシミュレータに係る取り組みをご紹介頂き、参加者の方々も交えScenargieについての活発な意見交換が展開されました。
Workshopを通して皆様に頂きましたご意見・ご要望は、弊社一同精一杯の努力を持ちまして、今後の製品開発およびワークショップやサポート活動に活かしていく予定です。
フライヤ
写真1
写真2
2012-8-31
Scenargie®1.6をリリースしました。Scenargie®1.6では、基本商品であるVisual Labに新機能を多数追加し、操作性を大幅に改善しました。バッチ実行機能や複数のケースの比較評価機能などを新たに提供し、システムの評価をより効率的に行うことが可能となりました。
また、Multi-Agent Extension Moduleと連携し、エージェントの属性や行動ルールなどをGUIで簡単に設定することが可能となりました。
さらに、Scenargieの実行環境として、CentOS 6とWindows7 (64bit)を正式サポートしました。
以下に、基本商品および拡張モジュールの主な新機能と追加モデルなどをご紹介致します。
■ Base Simulator
• ポリゴンを移動範囲としたランダムウェイポイントモビリティモデル
• BSD9に基づくTCP輻輳制御アルゴリズム（NewReno、CUBIC、H-TCP、Vegas、
Hamilton-Delay、CAIA-Hamilton-Delay、CAIA-Delay-Gradient）
■ Visual Lab
• バッチ実行機能
• チャート機能の拡充
－ 集計（平均、合計、メジアン）
－ 上下限区間、信頼区間表示
－ 複数ケースの比較
• 3Dフォーマット(OBJ形式)のインポート対応
• オブジェクトの個別色設定機能
• GISオブジェクトの回転機能
• オブジェクトタイプの複製機能
• グリッドでのオブジェクト配置
• マルチエージェント設定機能（Multi-Agent Extension Module用）
－ エージェントプロファイル、行動ルール設定
－ 電車、バスの時刻表設定
• 信号の切替時間の設定（Multi-Agent Extension Module用）
■ Dot Eleven Module
• リンク毎のデータレート設定
■ ITS Extension Module
• ARIB STD-T109規格対応
■ LTE Module
• CQIにもとづく適応変調機能
2012-8-30,31
2012年8月30、31日、情報処理学会の「モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会」に参加し、「Scenargieを用いた災害時のユーザ行動シミュレーショ ン」について、デモ・ポスター発表を行いました。Multi-Agent Extension Moduleを用いて災害時におけるユーザ行動のシミュレーションをデモンストレーションし、参加者の方々に興味深く見学して頂きました。また、多くの貴重なご意見やご要望を頂き、今後の商品開発に活かしてまいります。
ポスター画像
セッション写真
2012-7-4,5,6
2012年7月4日～6日、加賀市(石川県)で開催されました、「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2012)シンポジウム」の企業展示に参加しました。Scenargie Multi-Agent Extension Moduleを用いて耐災害システムシミュレーションのデモンストレーションを行い、災害時に想定される道路障害や交通障害による人の動きの変化を再現しました。Scenargieユーザの皆様をはじめ、多くの参加者の方々に興味深く見学して頂きました。
ポスター画像
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